プロガイド養成 | ||||
第7期 | ||||
ガイド養成の目的 | ||||
公益社団法人東京都山岳連盟プロガイド養成委員会の事業目的は「遭難防止/安全登山の啓蒙と普及」にあります 公益法人であることを鑑み、加盟団体会員だけではなく登山者の多くを占める未組織登山者に対しても、東京都山岳連盟加盟団体の登山経験豊富な人材をガイドとして養成し、ガイドという接点を通じて「遭難防止/安全登山の啓蒙と普及」を図るための事業を行っています | ||||
ガイドの種類とガイド職能範囲 | ||||
プロガイド養成機構では、「トレックガイド」「テクニカルトレックガイド」「サミットガイド」「エキスパートガイド」の認定を行います ●トレックガイド(TGB)想定イメージ:クライミングはあまり行わないが長期幕営山行等の登山経験が豊富な方 無積雪期 登山地図上の一般登山道(実線)で示されたコース(ただし一部のコースは不可:Ex.槍~西穂・前穂、剱岳別山尾根など) 積雪期 例として 北八ヶ岳、奥多摩、丹沢 ●テクニカルトレックガイド(TGT)想定イメージ:豊富なクライミング経験を持っているがクライミングのガイドを行うことは希望しない方 無積雪期 登山地図上の一般登山道で示された破線を含む全コース、滝以外に転落の危険性が低い沢登りコース 例としてモミソ沢、マスキ嵐沢など 積雪期 営業中の山小屋から日帰り圏にある危険箇所が一部に限られる雪山 例として 八ヶ岳硫黄岳、北八ヶ岳天狗岳など ●サミットガイド(SG)想定イメージ:一ノ倉沢南稜をガイドできる方 無積雪期 山岳クライミング、渓谷遡行を含むすべての山岳をガイド可能(ただし一部のコースは不可:Ex.ルートグレード4級以上のルート) 積雪期 例として 八ヶ岳赤岳、西穂高岳独標など 及び阿弥陀岳北稜、大同心稜など平易な冬期バリエーションルート、残雪期一般登山コース ●エキスパートガイド(EG)想定イメージ:ワールドクラスの壁を登る実力を有している方 季節を問わず、全ての山岳においてのガイド可能 ※講習途中で受講クラスを変更していただくことがあります | ||||
机上講習 | ※Zoomで行われる机上講習は全て19時~21時に実施されます | |||
項目 | 日時 | 会場 | ||
机上1 | 2023年9月1日金 | Zoom | プロガイド養成の各講座の説明 保険の説明 | |
机上2 | 2023年9月6日水 | Zoom | 登山文化の継承 | |
机上3 | 2023年9月7日木 | Zoom | 用語・ギアの基礎知識 | |
机上4 | 2023年9月13日水 | Zoom | 支点構築 | |
机上5 | 2023年9月14日木 | Zoom | ビレイの指導 | |
机上6 | 2023年9月21日木 | Zoom | 自然保護と自然公園法 | |
机上7 | 2023年9月27日水 | Zoom | 地形図ナビゲーション | |
机上8 | 2023年9月28日木 | Zoom | 気象(専門天気図の活用と観天望気) | |
机上9 | 2023年10月4日水 | Zoom | 雪崩遭難の対策と埋没者の捜索 | |
机上10 | 2023年10月11日水 | Zoom | レスキュー | |
机上11 | 2023年10月12日木 | Zoom | 簡易ハーネス・搬送 | |
机上12 | 2023年10月18日水 | Zoom | リスク管理・ガイドレシオ | |
机上13 | 2023年10月19日木 | Zoom | ショートロープ・フィックス | |
机上14 | 2023年10月25日水 | Zoom | 熱中症、低体温症、凍傷 | |
机上15 | 2023年10月26日木 | Zoom | 懸垂下降の指導 | |
机上16 | 調整中 | 渋谷消防署 | 上級救命技能認定取得 | |
実技講習 | ||||
項目 | 日程 | 山域 | 内容 | 宿泊 |
実技-1 | 2023/11/18~19 | インドア | ロープ操作基礎 | |
実技-2 | 2023/12/2~3 | インドア | レスキュー基礎・テーピング | |
実技-3 | 2024/2/17~18 | 八ヶ岳 | 雪上ビレイ・アイスクライミング | 赤岳鉱泉 |
実技-4 | 2024/3/16~17 | 谷川岳 | 雪崩対策・ビバーク・雪上搬送・雪上ショートロープ | 土合山の家 |
実技-5 | 2024/4/20~21 | 三ツ峠 | レスキュー | 四季楽園 |
実技-6 | 2024/5/18~19 | 小川山 | 岩稜ガイディングとクライミング&ビレイ | 岩根山荘 |
受講の為の要件 | ||||
下記の条件を満たせば、どなたでも受講可能です ●ガイドという職を通じてすべての登山者に対して遭難防止の為に安全登山を啓蒙・普及させる活動を希望されている方 ●現在までに山行累積日数が300日以上であること ●トレックガイド受講希望者は懸垂下降技術を修得していること トレックガイド受講希望者の中に懸垂下降・ロープの結び方(フィギュアエイト、クローブヒッチ、ムンターヒッチ)・ツエルトの張り方等の登山の基本的な技術を教えてもらうことを期待している方が見受けられます ガイド養成は初心者を一般登山者へ育成する場ではありませんので基本的な登山技術を教えることはできません 基本的な登山技術はガイドを目指す前提条件になります ●年齢が70歳以下であること ●机上講習・実技研修のすべてに出席できること。 ●日本山岳スポーツ協会公認の山岳またはスポーツクライミングのコーチ(旧:山岳指導員)資格を有する方、あるいは将来資格取得を希望している方 ●日赤・消防の救急資格者は、救急法研修会は免除 ●ガイド種類別に必要な登山履歴を満たしていること ガイド種類別に用意された履歴書を参照ください 要件を満たしていない場合は受講をお断りすることがあります | ||||
2023年度受講料 | ||||
●トレックガイド: 一般:115,000円 都岳連個人会員:105,000円 都岳連加盟団体会員及びOB:95,000円 ●テクニカルトレックガイド: 一般:115,000円 都岳連個人会員:105,000円 都岳連加盟団体会員及びOB:95,000円 ●サミットガイド: 一般:125,000円 都岳連個人会員:115,000円 都岳連加盟団体会員及びOB:105,000円 ●エキスパートガイド: 一般:135,000円 都岳連個人会員:125,000円 都岳連加盟団体会員及びOB:115,000円 上記消費税、保険込み 都岳連加盟団体会員及びOBの方は団体在籍2年以上で団体の代表者からの推薦が必要です ●各ガイド共通 マニュアル等教材費 3,000円 東京消防庁の応急手当講習会 2,600円 受講時に支払い 交通費、宿泊費等の諸経費 すべての机上講習、実技研修の参加費、合格後に支給されるガイド認定書・ガイド証発行、ガイドワッペン、都岳連の徽章などを含みます(TMFガイドワッペン付きウエアは実費購入) 受講途中で受講クラスがダウン、あるいは研修が中止となった場合、返金、差額返金はいたしません | ||||
申込期限 | ||||
項目 | 期日 | 説明 | ||
申込期限 | 2023/8/25 | 申込書専用フォームにご記入の上、ガイド種類別に用意された履歴書を添付してお申し込みください | ||
お支払いについて | 2023/8/29 | 受講希望者は、2023年8月29日までに、受講料の全額または一部(40,000円)を指定口座に振り込んでください 振替用紙の摘要欄にプロガイドと希望ガイド種類の明記をお願いします (残額は2023年12月28日までにお振り込みください) 振込先 ゆうちょ銀行 記号00150 番号3-616502 019店 当座預金 0616502 公益社団法人 東京都山岳連盟 (振込手数料はご負担ください) | ||
申込方法 | ||||
申込専用フォームに必要事項を記入の上、「ガイド種類別に用意された履歴書」をダウンロードして記入してお申込みください 1.申込専用フォーム 2.ガイド種類別に用意された履歴書 ・トレックガイド登山履歴書 ・テクニカルトレックガイド登山履歴書 ・サミットガイド登山・クライミング・指導履歴書 ・エキスパートガイド登山・クライミング・指導履歴書 なお、記入された情報はプロガイド養成機構の事務業務以外には使用いたしません | ||||
各ガイド資格の共通事項 | ||||
ガイドレシオについて 認定ガイド資格の取得者は、コース毎にガイドが案内出来る人数を遵守しなければいけません 特に転落の可能性がある箇所が連続する岩稜ルートのガイドレシオは2となります 保険加入について 認定ガイド資格を所有する方は、個人で顧客を募集してガイドを行う場合、行事主催者賠償責任保険の加入が義務付けられています。 ただし、所属山岳会の会山行など、対価を伴わない場合の行動制限はありません。対価とは、ガイド料・交通費・宿泊費・食費などが含まれます。 認定ガイドは、有効期間(3年間)内に義務研修を受講する必要があります。 認定後に発生する費用 ガイド登録料: 3,000円 義務研修費:3年ごとに実施 研修費20,000円前後 年会費: 10,000円(14ヶ月以内にお支払いいただけない場合は退会となります) *ガイド業務を行う場合は、この他にガイド用業務保険加入等の費用が発生します。 認定後の支給品 各種の認定書 各種のガイド証 都岳連ワッペン1枚 都岳連徽章 | ||||
お申し込みに当たって | ||||
書籍や講習会による知識の蓄積は極めて重要ですが、ガイドとして最も重要な安全管理スキルを向上させるためには豊富な登山経験が必須となります 都岳連ガイド養成では登山歴を重要視しています | ||||
後援団体 | ||||
株式会社モンベル クリヤマジャパン株式会社 | ||||
問い合わせ先 | ||||
tmf_proguide_office@googlegroups.com プロガイド養成委員会委員長 賀来素明 電話080-9986-9198 |